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令和 4年第1回定例会(第1日 2月22日)

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  1. 鹿沼市議会 2022-02-22
    令和 4年第1回定例会(第1日 2月22日)


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    最終取得日: 2023-04-02
    令和 4年第1回定例会(第1日 2月22日)        令和4年第1回鹿沼市議会定例会会議録(第1日) 開  会  令和4年2月22日(火)午前10時    日程第 1 会期の決定  日程第 2 会議録署名議員の指名  日程第 3 報告第1号から報告第8号まで、及び議案第1号から議案第36号までに        ついて(提案理由の説明)  日程第 4 議案第29号について(採決)  日程第 5 議案第30号について(採決)  日程第 6 議案第31号について(採決)  日程第 7 議案第32号について(採決)  日程第 8 議案第33号について(採決)  日程第 9 議案第34号について(採決)  日程第10 議案第35号について(採決)  日程第11 議案第36号について(採決) 会議事件  報告第 1号 専決処分事項の報告について(損害賠償の額の決定及び和解
     報告第 2号 専決処分事項の報告について(訴えの提起)  報告第 3号 専決処分事項の報告について(損害賠償の額の決定及び和解  報告第 4号 専決処分事項の報告について(損害賠償の額の決定及び和解  報告第 5号 専決処分事項の報告について(損害賠償の額の決定及び和解  報告第 6号 専決処分事項の報告について(損害賠償の額の決定及び和解  報告第 7号 令和4事業年度公益財団法人鹿沼農業公社事業計画及び予算の報告に         ついて  報告第 8号 令和4事業年度公益財団法人鹿沼花木センター公社事業計画及び予算         の報告について  議案第 1号 専決処分事項の承認について(令和3年度鹿沼市一般会計補正予算(第         9号))  議案第 2号 令和4年度鹿沼市一般会計予算について  議案第 3号 令和4年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について  議案第 4号 令和4年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計予算について  議案第 5号 令和4年度鹿沼市介護保険特別会計予算について  議案第 6号 令和4年度鹿沼市後期高齢者医療特別会計予算について  議案第 7号 令和4年度鹿沼市粕尾財産特別会計予算について  議案第 8号 令和4年度鹿沼市清洲財産特別会計予算について  議案第 9号 令和4年度鹿沼市水道事業会計予算について  議案第10号 令和4年度鹿沼市下水道事業会計予算について  議案第11号 令和3年度鹿沼市一般会計補正予算(第10号)について  議案第12号 令和3年度鹿沼市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第13号 令和3年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第14号 令和3年度鹿沼市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について  議案第15号 財産の取得について  議案第16号 第8次鹿沼市総合計画基本構想及び基本計画の策定について  議案第17号 辺地に係る総合整備計画の策定について  議案第18号 市道路線の認定について  議案第19号 鹿沼市犯罪被害者等支援条例の制定について  議案第20号 鹿沼市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について  議案第21号 鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正について  議案第22号 鹿沼市野外活動研修施設条例の廃止について  議案第23号 鹿沼市身体障害者補装具費等自己負担金助成に関する条例の廃止につい         て  議案第24号 鹿沼市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について  議案第25号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正について  議案第26号 鹿沼市都市計画法に基づく開発行為許可基準に関する条例の一部改正         について  議案第27号 下水道事業地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条         例の整備に関する条例の制定について  議案第28号 鹿沼市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正に         ついて  議案第29号 鹿沼市監査委員の選任について  議案第30号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について  議案第31号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について  議案第32号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について  議案第33号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について  議案第34号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について  議案第35号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について  議案第36号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について 出席議員(22名)    1番   鈴  木  紹  平    3番   藤  田  義  昭    4番   梶  原     隆    5番   宇 賀 神     敏    7番   大  貫  桂  一    8番   石  川  さ や か    9番   鈴  木     毅   10番   阿  部  秀  実   11番   加  藤  美 智 子   12番   市  田     登   13番   佐  藤     誠   14番   舘  野  裕  昭   15番   大  貫     毅   16番   鈴  木  敏  雄   17番   谷  中  恵  子   18番   津 久 井  健  吉   19番   小  島     実   20番   増  渕  靖  弘   21番   横  尾  武  男   22番   関  口  正  一   23番   鰕  原  一  男   24番   大  島  久  幸 欠席議員(1名)    2番   橋  本     修 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市長       佐  藤     信   環境部長    黒  川  勝  弘  副市長      福  田  義  一   都市建設部長  福  田  哲  也  総合政策部長   糸  井     朗   上下水道部長  木  村  正  人  行政経営部長   南  雲  義  晴   消防長     黒  川  純  一  市民部長     袖  山  稔  久   教育長     中  村     仁  保健福祉部長   小  林  和  弘   教育次長    髙  橋  年  和  こども未来部長  上  林  浩  二   危機管理監   渡  辺  孝  和  経済部長     坂  入  弘  泰   会計管理者   矢  口  正  彦 事務局職員出席者  事務局長     小  杉  哲  男   議事課長    小 太 刀  奈 津 美 ○大島久幸 議長  ただいまから、令和4年第1回鹿沼市議会定例会を開会いたします。  (午前10時00分) ○大島久幸 議長  これから本日の会議を開きます。  現在出席している議員は22名であります。  なお、本日の会議は、議案調査のため、議員が貸与されたタブレット端末を議場に持ち込み、使用することを許可いたします。  それでは、本日の議事日程事務局長に朗読させます。 ○小杉哲男 事務局長  議事日程を朗読。 ○大島久幸 議長  日程の朗読は終わりました。
     日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  この定例会の会期を、本日から3月22日までの29日間としたいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  続いて、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  地方自治法第123条第2項及び鹿沼市議会会議規則第87条の規定により、会議録署名議員に、3番、藤田義昭議員、22番、関口正一議員を指名いたします。  続いて、日程第3、報告第1号 専決処分事項の報告について(損害賠償の額の決定及び和解から報告第8号 令和4事業年度公益財団法人鹿沼花木センター公社事業計画及び予算の報告についてまで、及び議案第1号 専決処分事項の承認について(令和3年度鹿沼市一般会計補正予算(第9号))から議案第36号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱についてまでを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  おはようございます。  それでは、早速、提出議案の説明をさせていただきます。  令和4年第1回鹿沼市議会定例会の開催に当たりまして、市政運営に臨む私の基本的な考え方を述べさせていただきます。  我が国の経済は、一昨年から始まった新型コロナウイルスの断続的な感染の拡大により、依然として先の見えない閉塞感の中で、停滞が続いております。  昨年秋には、ワクチン接種効果等により、新規感染者数が激減し、ようやく各地に人出が戻り、「リベンジ消費」などによる景気全体の持ち直しが期待され始めました。  ところが、まさに国全体が「さあ、これから」と思っていた矢先の年末に、新たな変異株、オミクロン株が出現したことは、国民の間に大きな不安を再度広げることになり、経済にも悪影響を与えております。  こうした中、国では、昨年11月に55兆7,000億円という過去最大の財政支出を伴う大規模な「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」を打ち出し、感染防止社会経済活動の維持の両立を図っております。  本市でも、この難局を乗り切るため、国や県、関係機関と連携し、医療提供体制の充実、ワクチン接種の促進、そして感染症の影響により厳しい状況にある市民の皆さんの暮らしや事業の支援に全力で取り組んでまいります。  昨年を振り返りますと、一昨年に引き続き、新型コロナウイルスの対応に尽きる一年でありました。4月から開始したワクチン接種では、医療機関医療従事者皆さんを初め、多くの市民の皆さんのご理解とご協力により、順調に進めることができました。  改めて感謝を申し上げたいと思います。  また、市役所新庁舎の1期工事が完了し、8月から業務を開始することができました。  市民サービス提供の拠点であることはもちろんでありますが、災害時の中枢的機能を担う防災の拠点として市民の皆さんの安全と安心の確保に努めてまいります。  令和4年度の施策展開といたしましては、まずは市民の皆さんの大切な命や健康、暮らしを守るため、最優先で新型コロナウイルス感染拡大の防止に全力を挙げるとともに、コロナ禍で痛んでしまった暮らしや経済の再生と活性化に取り組んでまいります。  本市を取り巻く状況は、加速する人口減少と超高齢化、激甚化・頻発化する自然災害に加え、この長期化するコロナ禍が重なり、大変厳しい状況にあります。  こうした中、新たな総合計画、第8次総合計画がスタートいたします。  先の見えない、混迷の時代だからこそ、どんな状況にも対応しきれる「持続可能なまち」をつくるため、大局的な視点を持った計画が必要であると感じております。  私は、これまでも目指してきた「笑顔あふれるやさしいまち」を全ての施策の基本理念として掲げ、市民の皆さんとともに安心と幸せを感じられるまちづくりを着実に進めてまいります。  予算といたしましては、本市の財政は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、依然として厳しい状況にございます。  こうした中、令和4年度の予算は、限られた財源を最大限有効に活用するため、改めて歳出全般にわたり事業の必要性や手法等について精査をし、「選択と集中」による財源の再配分を行うとともに、各種基金や市債の効果的な活用等により一般財源の不足額を確保するなど、厳しい財政状況下にあっても、課題に的確に対応できる市政運営を念頭に編成作業を進めてまいりました。  一般会計では、対前年度比2.2%増の412億円、また、水道事業会計下水道事業会計を除く特別会計総額は、対前年度比0.9%減の199億7,290万円とし、新たな総合計画の下、本市が目指す持続可能なまちづくりを推進するための「着実かつ積極型」の予算案といたしました。  次に、令和4年度は、第8次総合計画の初年度に当たることから、実施する主な施策は、7つの新たな施策に沿って説明をさせていただきます。  まず、1つ目の政策、「すこやか」では、子育てや教育などの分野で、「次代の担い手を育むまちづくり」に取り組んでまいります。  長期化するコロナ禍の影響もあり、経済的にも心理的にも市民の不安が大きくなる中、少子化に歯止めが掛からない状況にございます。  こうした中でも、安心して子供を産み、育てられるよう、引き続き、切れ目のない、総合的な子育て支援に取り組んでまいります。  また、来年度からは、新生児の保護者に対し、新たに「すこやか赤ちゃん応援券」を交付することとし、既存の独自事業であるチャイルドシート購入補助などとあわせ、「子育て世帯応援事業」として、経済的負担のさらなる軽減を図ります。  あわせて、民間保育園認定こども園等保育環境の整備を支援するなど、保育サービスの充実を図ってまいります。  また、こども総合サポートセンターでは、様々な相談をワンストップで受け付け、専門スタッフによる質の高い支援を継続します。  特に、子供の貧困対策を推進するとともに、地域の中で子供たちの成長を支え、見守る場所として「子どもの居場所」の開設に向け、準備を進めてまいります。  次に、教育の分野では、教員の指導力向上に取り組むとともに、コロナ禍で加速した教育のデジタル化を踏まえ、教育ICT環境のさらなる充実と有効活用を進めてまいります。  さらに、地域に開かれた学校づくりの実現に向け、地域が学校運営に参画する「コミュニティスクール」の全小中学校への導入を推進してまいります。  明るい話題としては、いよいよ今年「いちご一会とちぎ国体・全国障がい者スポーツ大会」が開催をされます。本市では、正式競技としては卓球とバレーボール、公開競技としては武術太極拳デモンストレーションスポーツとしてウォーキングが開催をされます。  コロナ感染状況を注視しつつ、市を挙げて開催の機運を高め、市民のスポーツへの関心を高めるとともに、全国からお越しいただく方々に心のこもったおもてなしができるよう着実に準備を進めてまいります。  次に、2つ目の政策、「にこやか」では、健康や福祉などの分野で、「いつも、誰もがいきいきと暮らせるまちづくり」に取り組みます。  長期化するコロナ禍における生活リズムの変化は、市民の皆さんの生活や健康にも大きな影響を与えています。  密を避け、外出を自粛することで、人との交流の機会は減り、地域コミュニティの希薄化も懸念をされます。  さらに、8050問題やひきこもり、孤独・孤立対策など、新たな問題も顕在化しており、地域における見守りや支え合いがますます重要となっています。  こうした状況を踏まえ、社会福祉協議会などの関係機関と連携をし、市民の皆さんからの様々な「困りごと」に対する相談支援体制の強化に取り組んでまいります。  また、障がい者支援については、新設する「基幹相談支援センター」を中心とした総合的で専門的な相談支援体制の充実、強化を図ってまいります。  さらに、全ての世代の健康を守るため、「予防」を基本とした取り組みを推進し、特に、新型コロナウイルス感染症対策では、3回目のワクチン接種を初め、検査・相談体制の充実など、引き続き、医療機関関係団体皆さんの協力をいただきながらスピード感を持って対応してまいります。  3つ目の政策、「にぎやか」では、産業や文化などの分野で、「地域の活力あふれ、にぎわいのあるまちづくり」に取り組んでまいります。  新型コロナウイルスの影響が長期化している中、中小企業事業継続や経営の安定化を支援するほか、企業の成長を促進するための伴走支援に取り組んでまいります。  あわせて、関係機関と連携した雇用対策に取り組むことで、地域経済活性化安定化を図ってまいります。  県の企業局と連携して整備を進めている鹿沼インター産業団地につきましては、造成工事を進め、令和4年度中の予約分譲開始を目指してまいります。  また、本市西北部の新たな交流拠点として南摩ダムとあわせて整備する水源地域振興拠点につきましては、指定管理予定者に決まったアウトドア事業の大手、株式会社スノーピークの意見も取り入れながら、建設工事を進め、令和4年春のオープンを目指してまいります。  さらに、花木センターの道の駅化に向けて、今ある機能の充実と施設の魅力アップによる経営改善に努めつつ、交流人口関係人口の増加につなげてまいります。  農業の分野では、食の安全安心を守るとともに、産地間競争を勝ち抜くため、農畜産物生産支援スマート農業の導入による作業の省力化、新規就農者への支援拡充などに取り組んでまいります。  林業の分野では、森林経営管理制度に基づきまして、意向調査集積計画の作成を行い、適切な森林整備を着実に推進するとともに、木材需要の拡大と担い手の育成を図ってまいります。  4つ目の政策、「きよらか」では、自然環境などの分野で、「豊かな自然に寄り添い共生するまちづくり」に取り組んでまいります。  本市が昨年表明した「気候非常事態宣言」に掲げた取り組みを着実に実施することで、自然環境の保護、ごみの削減、二酸化炭素の排出抑制を図り、環境に優しい循環型社会、さらには脱炭素社会の形成を目指してまいります。  あわせて、老朽化した粗大ごみ処理施設の大規模改修に着手し、継続的で安定的なごみ処理を推進してまいります。  さらに、家庭系の搬入ごみの有料化とあわせ、祝日収集を拡充することで、ごみの排出量の抑制と市民サービスの向上を図ります。  5つ目の政策、「しなやか」では、都市基盤危機管理などの分野で、「弾力ある安全安心の強いまちづくり」に取り組みます。  持続可能で暮らしやすい都市空間の形成を目指し、都市機能の集積と交通ネットワークの最適化を推進してまいります。  まず、都市基盤の充実では、JR鹿沼駅東側の整備などを着実に進め、安全で快適な生活環境が確保された市街地の形成を図ってまいります。  日常生活に不可欠な上下水道施設につきましては、計画的な更新に努め、安全で安心な水環境を確保してまいります。  特に、老朽化が進んでいる黒川終末処理場につきましては、施設管理の最適化を目的とする下水道ストックマネジメント計画に基づき、計画的に改修してまいります。  また、自然災害が激甚化し、頻発化する中、防災力を強化するため、国と県が推進する流域治水プロジェクトと連携・連動した「総合治水対策」を進めるほか、デジタルを活用した新たな防災情報支援システムを導入することで、スピーディーかつ的確な避難情報の発信を図ってまいります。  さらに、広域的な観点から消防業務の効率化、迅速化を目指し、周辺自治体との消防指令センター共同運用の検討を進めるとともに、消防団員出動手当を初めとする報酬等の待遇を改善することで、消防団員を確保し、「共助」による消防力の充実を図ります。  6つ目の政策、「なごやかさ」では、市民協働などの分野で、「多様性を支える協働のまちづくり」に取り組んでまいります。  これまで進めてきた市民協働まちづくりをさらに進めるとともに、市民の皆さんと行政がまちを共に創る、「共創」のまちづくりを進めてまいります。  そのための具体的な取り組みの一つとして、新たに「地域のチカラ協働事業」がスタートいたします。  地域の皆さんが自由な発想で主体的に取り組む持続可能な事業を支援することで、地域の課題解決活性化を図ってまいります。  また、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種に関連して、感染者濃厚接触者医療従事者等に対する誤解や偏見に基づく不当な差別が懸念をされております。  こうした状況も含め、引き続き、様々な人権啓発を推進するとともに、他市に先駆けて創設したパートナーシップ制度制度拡充理解促進を図るなど、多様性を認め合い、誰もが個性や能力を発揮できる社会の形成を推進してまいります。  7つ目の政策、「たくましさ」では、行政経営などの分野で、「将来を見据えた持続可能なまちづくり」に取り組んでまいります。  大都市における新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大の影響もあり、地方に対する注目度が高まっております。  こうした人の流れの変化に的確に対応するため、デジタルを活用した効果的なシティプロモーションに取り組むとともに、本市への移住・定住をさらに促進してまいります。  また、公共施設の老朽化が進む中で、健全な行財政を維持するため、施設の機能面での集約を含めた検討を進め、適正な配置更新に努めてまいります。  コロナ禍において、社会全体のデジタル化が大きく進みました。  様々な場面で有効な手段となる「デジタル」を効果的に活用しながら、市民の皆さんの利便性の向上や行政事務の効率化を目指してまいります。  真に「持続可能なまち」、「やさしいまち」を目指すに当たりまして、地域課題は年々複雑化し、行政だけでは到底解決できないものが数多くあります。  むしろ、行政だけで解決できる課題はほとんどないと言っても過言ではありません。  例えば、新型コロナ対策においても、マスクの着用や手洗い・消毒の励行、外出の自粛など、市民の皆さん一人一人の主体的な取り組みがないと感染の拡大は止められません。  自然災害時も同様であります。  防災情報アプリへの登録や備蓄品の確保など、各自それぞれの日頃からの備えや、隣近所に困っている人がいれば優しい一言をかけることにより、被害は大幅に抑えられます。  さらに言えば、自然災害の原因とされる世界的な気候変動も同様であります。  一人一人の小さな行動変容が積み重なることで、脱炭素社会の実現など、極めて大きな課題の解決につながるものと思います。  こうした思いや願いをもとに、新しい総合計画では、32の全ての施策について、初めて「市民がみんなで協力してできること」を記載をいたしました。  あるべき姿の実現に向けて、企業やNPOなどの団体も含めた多様な主体が「共感」し、できることは行動に移していくことが、真に「持続可能なまち」、さらには、「やさしいまち」をつくっていくためには必要不可欠であり、今を生きる私たちの未来への責任でもあると考えております。  SDGsの17番目のゴールは、「パートナーシップで目標を達成しよう」であります。  この目標を意識しながら、市政運営に努めてまいりますので、引き続き、ご支援、ご協力をお願い申し上げまして、令和4年度の施政方針といたします。  それでは引き続きまして、提出議案について、ご説明を申し上げます。  今回提出いたしました議案は、予算14件、道路1件、条例10件、人事8件、その他3件の計36件であります。  このほか、報告が8件であります。  報告第1号から報告第6号までにつきましては、損害賠償の額の決定及び和解並びに訴えの提起に係る専決処分事項の報告についてであります。  まず、報告第1号は、令和3年9月1日、鹿沼市幸町1丁目地内のファミリーマート鹿沼幸店駐車場において、保健福祉部職員が運転する軽乗用自動車が、宇都宮市在住者運転の軽乗用自動車に接触し、破損させたことに対し、損害賠償の額を10万1,882円とし、和解したものであります。  次に、報告第2号は、市営住宅の家賃の滞納者3人に対し、市営住宅明渡し等を求める訴えを提起したものであります。  報告第3号は、令和3年11月4日、鹿沼市上田町地内において、都市建設部職員が運転する小型貨物自動車が、大田原市在住者所有小型乗用自動車に追突し、破損させたことに対し、損害賠償の額を13万5,382円とし、和解したものであります。  報告第4号は、令和3年12月15日、鹿沼市深津地内において、日光市在住者所有の普通乗用自動車が走行中、道路陥没地に落ち、破損したことに対し、損害賠償の額を4万4,871円とし、和解したものであります。
     報告第5号は、令和4年1月5日に、鹿沼市鳥居跡町地内において、都市建設部職員が運転する小型貨物自動車が、関東自動車株式会社所有のバスに追突し、破損させたことに対し、損害賠償の額を19万7,560円とし、和解したものであります。  報告第6号は、令和3年9月30日、東部台コミュニティセンター駐車場において、教育委員会事務局職員が運転する軽貨物自動車が、市内在住者所有小型乗用自動車に接触し、破損させたことに対し、損害賠償の額を4万2,133円とし、和解したものであります。  報告第7号及び報告第8号につきましては、公益財団法人鹿沼市農業公社及び公益財団法人鹿沼市花木センター公社の令和4事業年度における事業計画及び予算に関する書類を法の定めるところにより提出するものであります。  議案第1号 専決処分事項の承認につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、令和4年1月18日に専決処分をいたしました令和3年度の鹿沼市一般会計に係る補正予算についてであります。  補正額等につきましては、議案書に記載のとおりであります。  議案第2号から議案第10号までにつきましては、令和4年度の鹿沼市一般会計、特別会計6会計、水道事業会計及び下水道事業会計に係る予算についてであります。  なお、予算総額につきましては、それぞれ議案書の記載のとおりであります。  議案第11号から議案第14号までにつきましては、令和3年度の鹿沼市一般会計及び特別会計3会計に係る補正予算についてであります。  補正額につきましては、それぞれ議案書に記載したとおりであります。  なお、令和4年度予算及び3年度補正予算の詳細につきましては、本日の議員全員協議会において、各部長からご説明をさせていただきます。  議案第15号 財産の取得につきましては、上南摩町地内の土地5万2,156.97平方メートルを水源地域振興拠点施設用地として、個人18人及び財務省関東財務局宇都宮財務事務所から1億6,485万2,555円で取得するためのものであります。  議案第16号 第8次鹿沼市総合計画基本構想及び基本計画の策定につきましては、本市における最上位計画である第7次鹿沼市総合計画の計画期間満了に伴い、新たに第8次鹿沼市総合計画基本構想及び基本計画を策定するためのものであります。  議案第17号 辺地に係る総合整備計画の策定につきましては、令和4年度から令和8年度までにかけて予定する辺地内の公共的施設の整備に必要な財源を確保するため、それぞれの辺地に係る総合整備計画を策定するためのものであります。  議案第18号 市道路線の認定につきましては、仁神堂町、樅山町、上殿町及び幸町1丁目地内における開発行為により新たに築造された道路を市道として認定するとともに、上石川、下石川及び上南摩町地内において移管を受ける旧国道及び旧県道を市道として認定するためのものであります。  議案第19号 鹿沼市犯罪被害者等支援条例の制定につきましては、本市における犯罪被害者等への支援に関し、基本理念及び犯罪被害者等への支援の基本となる事項を定めることにより、必要な支援を総合的に推進するためのものであります。  議案第20号 鹿沼市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正につきましては、人事院規則の一部改正に準じまして、職員の不妊治療のための休暇を新設するとともに、看護休暇が適用される職員の子の年齢を引き上げるためのものであります。  議案第21号 鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正につきましては、本市の厳しい財政状況を考慮し、令和4年度における市長、副市長及び教育長の給料月額について、それぞれ100分の5に相当する額を減額することにより、当面の適切な財政運営に資するためのものであります。  議案第22号 鹿沼市野外活動研修施設条例の廃止につきましては、令和4年3月末をもって野外活動研修施設を廃止するためのものであります。  議案第23号 鹿沼市身体障害者補装具費等自己負担金助成に関する条例の廃止につきましては、自己負担金助成制度の対象者への助成を継続しつつ、令和4年6月末をもって同制度を廃止するためのものであります。  議案第24号 鹿沼市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につきましては、一般家庭のごみを環境クリーンセンターに搬入する場合における廃棄物処理手数料を定めるとともに、ごみの区分に新たに危険ごみを追加するためのものであります。  議案第25号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正につきましては、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、未就学児がいる世帯における国民健康保険税の被保険者均等割を減額するとともに、賦課限度額の見直し等を行うためのものであります。  議案第26号 鹿沼市都市計画法に基づく開発行為許可基準に関する条例の一部改正につきましては、都市計画法の一部改正に伴いまして、市街化調整区域において特例的に開発等を認める条例で指定した区域から、災害の危険性の高い区域を除外するためのものであります。  議案第27号 下水道事業地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定につきましては、下水道事業地方公営企業法の全部を適用することに伴い、鹿沼市自治基本条例外13件の関係条例を整備するためのものであります。  議案第28号 鹿沼市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正につきましては、消防団員の処遇等の改善のため、その報酬、定数等の見直しを行うためのものであります。  議案第29号 鹿沼市監査委員の選任につきましては、本市監査委員、髙田悦夫氏が令和4年3月31日をもって任期満了となるため、引き続き同氏を選任するためのものであります。  議案第30号から議案第36号までにつきましては、令和4年3月31日をもって任期満了となることに伴う本市政治倫理審査会委員の委嘱についてであります。  議案第30号は、引き続き田島二三夫氏を、議案第31号は、引き続き上原昭夫氏を、議案第32号は、引き続き山崎晴美氏を、議案第33号は、新たに麦倉秀明氏を、議案第34号は、引き続き木嶋孝太氏を、議案第35号は、引き続き渡辺洋子氏を、議案第36号は、引き続き髙田悦夫氏を、それぞれ委嘱するためのものであります。  以上で説明を終わります。 ○大島久幸 議長  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  それでは、ちょっと訂正をさせていただきます。  先ほどの説明の中で、水源地域振興拠点の説明で、令和4年春のオープンというふうに申し上げてしまいましたけれども、令和6年春のオープンでありますので、訂正いただきたいと思います。  以上で終わります。 ○大島久幸 議長  提案理由の説明は終わりました。  続いて、日程第4、議案第29号 鹿沼市監査委員の選任についてから、日程第11、議案第36号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱についてまでを議題といたします。  議案第29号についてから議案第36号についてまでは、人事案件でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決したいと思います。  お諮りいたします。  議案第29号 鹿沼市監査委員の選任について、原案どおり、髙田悦夫氏の選任に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第29号については、原案に同意することに決しました。  お諮りいたします。  議案第30号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について、原案どおり、田島二三夫氏の委嘱に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第30号については、原案に同意することに決しました。  お諮りいたします。  議案第31号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について、原案どおり、上原昭夫氏の委嘱に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第31号については、原案に同意することに決しました。  お諮りいたします。  議案第32号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について、原案どおり、山崎晴美氏の委嘱に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第32号については、原案に同意することに決しました。  お諮りいたします。  議案第33号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について、原案どおり、麦倉秀明氏の委嘱に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第33号については、原案に同意することに決しました。  お諮りいたします。  議案第34号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について、原案どおり、木嶋孝太氏の委嘱に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第34号については、原案に同意することに決しました。  お諮りいたします。  議案第35号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について、原案どおり、渡辺洋子氏の委嘱に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第35号については、原案に同意することに決しました。  お諮りいたします。  議案第36号 鹿沼市政治倫理審査会委員の委嘱について、原案どおり、髙田悦夫氏の委嘱に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第36号については、原案に同意することに決しました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。  2月24日、25日、28日、3月1日から4日まで、7日及び8日を議案調査のため休会したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  なお、3月9日は定刻から本会議を開きます。  本日は、これで散会いたします。  (午前10時38分)...